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飽食の時代だからこそ忘れてはいけないこと。
日本という恵まれた国に生まれることができたことに感謝。
「食」に携わる人間として、「生」を受けた人間として、永遠に大切にしたいこと。
 
 

 「あなたの夢はなんですか?」
「私の夢は大人になるまで生きることです。」

先日、この本の著者、池間哲郎さんとお会いする機会があり、
いろんな話を聴く中で、涙が止まらないくらいの懺悔の気持ちを感じました。
池間さんは、アジアの発展途上国の子供たちを支援する活動をする、NPOアジアチャイルドサポート(http://www.okinawa-acs.jp/index.html)の代表の方です。

 世界中には、今日この日に食べるものがなく、飢餓状態で3秒に一人の子供たちが尊い命を落としている・・・。そう、こうしている瞬間にも・・・。

世界中の食べ物の約70%を、日本を始めとするいわゆる先進国が占め、そして、日本だけでみると、毎日その内の40%の食べ物が残飯として捨てられるそうです。
世界には食べ物がなくて亡くなっていく人々がいるのに、我が国日本では、毎日毎日食べられる物の4割も捨てているのです。 この現状をどうお考えになりますか。

日本の親は、子供に甘いと言われます。
その一つに、「子供の偏食を許すこと」があると思います。
食べ物を粗末にせず、好き嫌いなく、天の恵みに感謝して頂くという教育を、
各家庭でもっともっとしていく必要があると痛感しています。

発展途上国と呼ばれる国々では、そうした恵まれない環境の中でも、子供たちは目をキラキラと輝かせて生きているそうです。
「生きる」ということに本気なのでしょう。
今日明日の命を大切に生きるハングリーさを感じ、己を恥じました。
その子たちは、口をそろえて言うそうです。
「お父さん、お母さんにいっぱいご飯を食べさせたい!」と。
自分は我慢してでも、家族に食べ物を与えるそうです。
もちろんその子たちは、学校にも行けません。
夜明けと共に働き始め、辺りが真っ暗で見えなくなるまで、家族のために、ゴミの山に入り、アルミやスチールなどのお金になる金属類を集めるそうです。

それでも愚痴や不平不満を言う子は一人もいないそうです。
皆が「家族のために」と、幼い命を削ってまでも懸命に生きる姿に、僕の心はどうしようもない気持ちになりました。

僕に出来ることはなんだろう?何かしてあげられることはないだろうか?
でも、池間先生はおっしゃいました。

「そんな同情はいりませんよ。あなたにできること、それはあなたが一生懸命自分の命を生きることです。」

僕はその言葉に再び心を締め付けられました。
「自分の命を一生懸命に生きること。」「両親への感謝を忘れないこと。」

そして、今何ができるのか。
この恵まれた環境の毎日で、自分に出来ることを継続していこうと思います。
食べ物を無駄にしない実践は今この瞬間からできます。
Shimizuでも、生ものを扱うので、どうしてもロスが出ます。
もっと真剣にロス削減に取り組み、ロスゼロを実現していきます。
生産体制の見直しや、素材に対する基本的な知識向上も不可欠です。

 
 
「食」を扱う人間の意識がもっと向上していけば、
今の日本の「飽食の危機」は必ず救えると思います。

すべてのことに感謝して、すべてのものを大切に想う心を育みたい。
まずは自分から。出来ることを始めよう。
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